テイスティングコメント
レンブラントの「夜警」をモチーフにしたラベルのカリラ。
「夜警」は長く夜の場面と理解されていたが実は昼間の場面を描いた作品だ。
このカリラも、香りはフレッシュな短熟系だが舌触りはオイリーで少しづつピートを感じる。
フィニッシュも長くまとまりのある印象。
だが、グラスに注いで10分を過ぎてくるとガラッと印象を変える。
シリアルな甘さと熟していない青い果実の風味でオイリーさと相まって熟成感が増したように思える。
1980年台後半から1990年台蒸留のカリラが持つ特徴がよく出ている。
アイラの大地を思わせるピートの効いた大地の土壌感と柑橘系フルーツが溶け合い、メンソールやシナモンを感じる。
注いだグラスの中で時間とともに表情を変える様を体感していただければ嬉しく思います。
水を数滴垂らしてもガラリと表情を変えて楽しめるカリラです。
Tasting comment by 小林正英
スペック
Region |
地域 |
Islay |
Aging |
熟成年数 |
12yo |
Cask Type |
樽種 |
Hogshead |
Out-turn |
総本数 |
251 Bottles |
ABV |
度数 |
50.7%vol. |
Volume |
容量 |
700ml |