1837年創業、製麦からボトリングまでのすべての工程を自社で行うこだわりで、古くから愛好家に根強い人気を誇るスプリングバンク蒸溜所。

スプリングバンク蒸溜所は1979年から1987年まで生産休止状態にあり、1987年に限定的に生産開始、1989年になり漸く再開できた歴史があるため、近年は2000年代蒸留の原酒ですら原酒が枯渇している状況となっている。

ヘーゼルバーンは元々、アルフレッド･バーナードの著書『英国のウィスキー蒸溜所』（1887）で、「17世紀に創立された」と書かれている、キャンベルタウンウィスキー最盛期の頃に存在した蒸溜所であったが、1925年には創業が停止したと言われている蒸溜所。

現在は、スプリングバンク蒸溜所でつくられるノンピート、3回蒸留のウィスキーであり、同蒸溜所では全体の生産量の1割程度しか仕込まれない最も希少な原酒である。

このボトルはヘーゼルバーンが仕込まれ始めて2005年にファーストリリースとして発表された8年熟成であり、コレクターズアイテムにもなっている。“The Casks”の他に“The Maltings”“TheStill”のラベルが存在する。