歴史上固有名詞が確認できる最古の蒸溜所と言われ、
ディングウォール南に1784年まで存在したフェリントッシュ蒸溜所。
グレンウィヴィス蒸溜所は、その系譜に連なり、
ディングウォールに2015年設立され、
2017年11月30日のセント・アンドリュース・デイに操業が開始。
蒸溜所名は、同じ系譜を持ち1926年に閉鎖されたベンウィヴィスと
グレンスキアックの両蒸溜所に由来する。
蒸溜所近隣の多くの出資者からも支援があり、
コミュニティ蒸溜所とも呼ばれる程である。
地元ハイランド産の大麦(ローカルバーレイ)を100%使用するこだわり。
インヴァネスはベアーズモルティングで精麦。
長時間となる約115時間と短時間となる約70時間の2パターンの発酵を行い、混合。
平均約96時間となる醪(ウォッシュ)を使用するこだわり。
スコットランド最小規模とも言える初溜釜2,500L、再留釜1,700Lのポットスティルで蒸溜。
麦芽由来の香味を最大限に引き出すために平均のカットポイントは
通常より短い71%〜65%という妥協のないミドルカット。
伝統的な寒く湿ったダンネージスタイルのウェアハウスでじっくりと熟成。
1stフィル・テネシーウィスキー樽が60%、1stフィルオロロソシェリー樽が25%、
リフィル樽が15%、アメリカンオークが複雑な甘さを与え、
スパニッシュオークが豊かな果実味をもたらし、
スコッチのリフィル樽が香り高くスパイシーな特徴を際立たせた。
ディスティラリーマネージャーであるMatthew =Farmerの経験によって、
グレンウィヴィスの持つフルーティな香味が最大限に引き出されている。