「BUNCH BOOKS COLLECTION」とは
「シングルカスクの神髄を紳士の世界観で。」
バンチとは「布を束ねた房(=Bunch)」
見本用にカットされた服地を素材・着用のシーズン・シリーズごとに分類し、本の形にまとめたものがバンチブックと呼ばれます。
スーツをオーダーする際には、この生地見本のサンプル帳から生地を選びオーダーすることが英国の注文洋服店では早くから一般的になりました。
ウィスキーでもシングルカスクボトリングは、スーツに例えるとオーダーメイド、英国ではビスポーク(BESPOKE)とも表現され、それはまさに細部に至るまでのこだわりと選び手の意図が表現された1樽と言っても過言ではないでしょう。
この「バンチブック」コレクションは、そんな紳士の世界観と、シンブルカスクボトリングの素晴らしさを重ね合わせ、200MLという見本サイズで、自分に合ったウィスキーをセレクトしてもらうことがコンセプトのシリーズになります。
選び抜かれたウィスキーを200MLサイズで色々飲み比べるのもあり、フルボトルを購入する前に200MLでその味わいを確認することもあり、またはコレクションするもあり、と多彩なニーズに対応した本シリーズ。
あなた好みの1本をより気軽に見つけてください。
「ART SESSION」とは
私達がセレクトするウイスキー・スピリッツと過去・現在を問わず様々なアーティスト・アート作品とのコラボレーション。
それらを「Classic」、「Contemporary」にアプローチを分けシリーズ化したもの。
私達は常により良いモルトを探し求めています。
またラベルにしてもしかり、その味わいに相応しい美しさや表現を大事にしてゆきたいと考えます。
【Summer Fruits & Sumer Memories 夏の果実、夏の思い出。】
第5弾の原酒に選ばれたのは、1779年創業、『アイラの女王』と評されるボウモア蒸留所のカスクストレングス、シングルカスクの原酒。
第1弾でも同じボウモアがセレクトされていたが今回のボウモアは2000年蒸留のホグスヘッド熟成であり、一味違ったフルーティさが楽しめる原酒である。
また、ボウモアは蒸留所からボトラーズへの販売が2004年以降激減しているため、近年ボトラーズからリリースされるボウモアを味わう機会も少なくなってきていると言えよう。
ラベルには、世界遺産であるトルコ・イスタンブールのアヤソフィアに1260年頃から残るビザンティン美術の最高傑作とされる「デイシス」のモザイク画を採用。
クラシカルな香味と佇まいを感じて欲しい1本。
アヤソフィア
東ローマ帝国時代に首都コンスタンティノーブルにおけるキリスト教正教会としての建設を起源とするトルコのイスタンブールにある博物館。
大聖堂内部には、今日少数かつ断片的にキリスト教聖堂であったころのモザイク画が残っており、この「デイシス」は、それまでのモザイク画に比べてキリストの顔が立体的に描かれているのが特徴。
そのほかにも、南窓からはいる光を効果的に利用するような工夫が成されているためビザンティン美術の最高傑作とされる。