「JAPANESE ARTIST SELECTION 」とは
「JAPANESE ARTIST SELECTION 」は日本を代表する現代アーティスト12名をフィーチャしたシリーズ。
アートのセレクションには、主要な展覧会や海外のアートフェアを訪れ、国内の若手から大物アーティストまで幅広く現代アートの作品を収集、都内近郊のギャラリーや美術館情報を紹介する『GUIDE』の発行をする吉野誠一氏が監修。
ウイスキーはRUDDER 北梶をアドバイザーとする。
日本を代表する現代アーティスト達が実際にテイスティングしてウイスキーをセレクト。
現代において新たな価値を創造し、また異なる視点をするアーティストがどのようなウイスイキーを選ぶのか?
ウイスキーの持つ五感表現、現代アートの創造性・価値の転換がどのようにリンクしていくのか?
新たなウイスキーの世界観創造にチャレンジしていく意欲的なシリーズ。
Japanese Artist Selection 特設サイト
https://the-japanese-artist-whisky-collection.pages.dev/
Japanese Artist Selection 第二弾
ウイスキーはアイル オブ ジュラ。
1810年創業、アイラ島とアイラ海峡はさんで向かい合い、ヴァイキングの言葉で『鹿の島』を意味されていた。小説など好きな方には、ジュラ島と聞くとジョージ・オーウェル“1984年”を思い浮かべ、またウイスキー好きで有名な村上春樹氏も“1984年”に インスパイヤーされ“1Q84”という作品を2009年に発表している。
第二弾アーティスト 横山奈美 氏がサンプリングの中から選んだ、 ウイスキーは2008年蒸留、2022年ボトリングのジュラ。横山氏のネオンシリーズ によって新しく生み出された“2240”が今回のメインビジュアルとなる。その作品は、言葉ではなく数字をつかったポートレート。言葉に意味が発生するように、数字というものにも意味が発生する。
ただし、言葉より数字は曖昧。人それぞれによって、そのもつ表現、捉え方が変わる。時間軸でも捉えられ、作品の意味するところは無限に広がる作品となる。横山氏が選んだウイスキーをどのように感じ 取って表現できるのか、ネオンシリーズのテーマである、“あなた の言葉のかたち” で表現してみてほしい。
Artist Profile /横山 奈美
1983年 東京生まれ。
1986年 岐阜県出身。
2012年 愛知県立芸術大学大学院 美術研究科 油画版画領域修了。消費され捨てられる物に光を当て、 それを描く「最初の物体」シリーズ(2012∼)や、 ネオンをモチーフに、 ガラス管や背後に存在する配電線、 フレームまで克明に描く「ネオン」シリーズ(2016∼)など、物を見て描くという行為を通し、 私達や物に与えられた役割や制度を再考する。主な個展に「誰もいない」 (KENJI TAKI GALLERY 、 2020年)、 「アペルト10 横山奈美 LOVEと私のメモリーズ」 (金沢21世紀 美術館、 2019年)、 主なグループ展に 「反復と平和――日々、 わたしを繰り返す」(ボーダレス・アートミュージアムNOMA、 2022 年 ) 、 「開館25周年記念コレクション展 VISION Part 1 光について / 光をともして」 (豊田市美術館、 2020 年)、 「日産アートアワード 2017 」(BankART Studio NYK 2F、 2017年)などがある。
ギャラリー KENJI TAKI GALLERY
URL https://www.kenjitaki.com/