「BUNCH BOOKS COLLECTION」とは
「シングルカスクの神髄を紳士の世界観で。」
バンチとは「布を束ねた房(=Bunch)」
見本用にカットされた服地を素材・着用のシーズン・シリーズごとに分類し、本の形にまとめたものがバンチブックと呼ばれます。
スーツをオーダーする際には、この生地見本のサンプル帳から生地を選びオーダーすることが英国の注文洋服店では早くから一般的になりました。
ウィスキーでもシングルカスクボトリングは、スーツに例えるとオーダーメイド、英国ではビスポーク(BESPOKE)とも表現され、それはまさに細部に至るまでのこだわりと選び手の意図が表現された1樽と言っても過言ではないでしょう。
この「バンチブック」コレクションは、そんな紳士の世界観と、シンブルカスクボトリングの素晴らしさを重ね合わせ、200MLという見本サイズで、自分に合ったウィスキーをセレクトしてもらうことがコンセプトのシリーズになります。
選び抜かれたウィスキーを200MLサイズで色々飲み比べるのもあり、フルボトルを購入する前に200MLでその味わいを確認することもあり、またはコレクションするもあり、と多彩なニーズに対応した本シリーズ。
あなた好みの1本をより気軽に見つけてください。
「ART SESSION」シリーズについて
私達がセレクトするウィスキー・スピリッツと過去・現在を問わず様々なアーティスト・アート作品とのコラボーレーション。
それらを「Classic」、「Contemporary」にアプローチを分けシリーズ化したもの。
私達は常により良い原酒を探し求めます。
またラベルにしてもしかり、その味わいに相応しい美しさや表現を大事にしてゆきたいと考えます。
歴史の息吹と温故知新。
ART SESSION CLASSIC第10弾の原酒に選ばれたのは、
1797年創業、スコットランドで最も古い蒸溜所のひとつであり、東ハイランドアバディーンシャーの小さな町・オールドメルドラムの中心に静かに鎮座するグレンギリー蒸溜所のカスクストレングス、シングルカスクの原酒。フロアモルティング、直火焚きの伝統的な製法を近年まで続けており、近く、その伝統製法を復活させるという最も注目の蒸溜所の1つだ。
今回厳選された1樽は2008年蒸溜でノンピートタイプに切り替わった後の原酒。クリーミーでコクがあり、スパイシーで果実味に溢れた近年 のハウススタイルが綺麗に表現されている。ラベルには同蒸溜所の創業年である1797年に初版が発行された世界で最も古い遊戯折り紙の本と言われている「秘傳千羽鶴折形」を元に加山又造が描き上げた千羽鶴の作品を採用。グレンギリーの温故知新が感じられる1本だ。
加山 又造(かやま またぞう、1927年9月24日-2004年4月6日)は、日本画家、版画家。
「千羽鶴」の原画は1988年に制作された、縦155横639センチメートルの超大作。
「畝る波濤を越え、上下しながら、右肩上がりで舞う千羽鶴」の縁起の良い絵柄は、様々な困難に立ち向かい、それを乗り越え、発展を遂げていく姿になぞらえている。