今日、世界各国で開催されている（今年は例外として）ウィスキーフェスティバルに於いて規模感、認知度、人気度、成熟度において最高峰と言える「Feis Ile」（アイラフェス）。

ラフロイグの「Cairdeas」(カーチェス)は友情の意味を持ち、毎年使用されるカスクはバラエティーにとんでおり、2015年の200周年にリリースされたボトルは古き良きラフロイグの味わいを持ち合わせており、即完売だったのを覚えている。それ故に近年フェスボトルのプレミア化が顕著で、リリース後直ぐに高騰してしまう。

2016年リリースは、バーボン樽で8年間熟成が施された後に、ポートパイプで14か月のフィニッシュが施された限定品。発売当初は珍味系のラフロイグとして酷評されていたが、改めて味わうとするとラフロイグのハウススタイルにラズベリーやカシス、古木系のウッディネスが加わったラブリーで味わい深いラフロイグである。