それは、樽が繋げる物語。
2023年11月に発売された、おそらく世界初となるアマーロのシングカスクボトリングとなった「Bar CAOL ILA」向けのシングルカスク。そのスカーレットは非常に多くの反響を呼び、瞬く間に完売になったことは記憶に新しい。今回は、更に熟成が⾧く、磨きのかかった渾身のカスクが、RUDDER LTD.が運営する「THE ULTIMATE SPIRITS 」向けに選定された。
CASK:東北を代表する笹の川酒造は安積蒸溜所のウィスキー。2022年の秩父ウィスキー祭ボトリングとして払い出された後の空樽でスカーレットの原酒が熟成された。原酒の香味が素晴らしく、オークのスパイスとウィスキー樽由来の熟成感の調和がとれた1年熟成のタイミングでボトリングされ、更に、瓶内で1年ほど原酒が落ち着くの待ち、満を持しての発売となった。決して期待を裏切らない至高のアマーロだ。
以下製造元より
製造を始めた2020年から様々な原酒で熟成を行いました。その中でも随一のバランスを誇る今回の原酒は、カスクと原酒との相性が極めて良く、素晴らしい出来栄えの一樽です。
アメリカやフランスをはじめとする、各国のスピリッツバイヤーたちもこんな『アマーロ』は飲んだことがない。と口々に私に感想を話してくれました。
食後や、バーでの最後の締めの一杯やシガーとの相性も素晴らしいです。
ボタニカル
草: ニガヨモギ、フェンネル、セージ
根: ウコギ、スイバ、アンゼリカ
木: シナモン
皮: ブラッドオレンジetc..
【伊勢屋酒造】
神奈川県相模原市緑区(東京都と山梨県の境目にあり、都内からは電車で約1時間)に位置し、甲州街道9番目の宿場町小原に現存する、築100年の古民家を再生し製造場とした。
造られるリキュールの製造方法は古典的で、また製造から瓶詰まで全てハンドメイドでおこなわれる。
伊勢屋酒造代表 元永達也
渋谷のウィスキー・バーCaol Ilaにて店長を歴任。その後、新宿「ベンフィディック」や台湾「和酒」、中国のゴールデンプロミスの姉妹店「ウイスキーキャット」にて勤務し、ウィスキーをはじめ、カクテルにも造詣が深い。
その後、ヨーロッパを周遊中にスコットランドの蒸留所を始め70カ所ほど見学。
造り手の奥深さ、その土地の風土を生かしたお酒または農業の有様を体験、目の当たりにする。
特に、フランスとスイスの国境に位置するポンタルリエ、スイスの町(トラヴェール)の自然や人柄に魅了される。