ART SESSION CLASSIC

CAPERDONICH 1997 24YO
BARREL #5880

Pre-Orders will begin on
5th August 2022


「ART SESSION」シリーズについて

私達がセレクトするウィスキー・スピリッツと
過去・現在を問わず
様々なアーティスト・アート作品との
コラボーレーション。

それらを「Classic」、「Contemporary」に
アプローチを分けシリーズ化したもの。
私達は常により良い原酒を探し求めます。
またラベルにしてもしかり、
その味わいに相応しい
美しさや表現を大事にしてゆきたいと考えます。


【悲劇的運命、幻となった1樽。】

ART SESSION CLASSIC第9弾の原酒に選ばれたのは、
1898年創業、グレングラントの第2蒸溜所として設立、
創業直後にウィスキー市場の不況により
3年目に早くも操業停止、
半世紀後となる1965年に漸く再開するも、
2003年に閉鎖、2011年には
建物も完全に取り壊されてしまった
閉鎖蒸溜所キャパドニックから
カスクストレングス、シングルカスクの原酒。

グレングラントと同じ麦芽や仕込み水でありながら、
そのスタイルはより優しく繊細でフルーティと評価されるも、
悲劇的な運命を辿り幻となってしまった蒸溜所だ。

ふんだんな柑橘果実のフルーツフレイバーと
フローラルな香味が24年の熟成により絶妙なバランスで展開する、
フルーティなスペイサイド好きには堪らない1本ではないだろうか。
ラベルには同蒸溜所の創業年である1898年に、
キャパドニック同様悲劇的に他界してしまった、
ペン画の鬼才オーブリー・ヴィンセント・ビアズリーの作品を使用。
失われた蒸溜所が生み出した、
幻となりゆく味わいを堪能して欲しい。


ARTIST

オーブリー・ヴィンセント・ビアズリー
(Aubrey Vincent Beardsley, 1872年8月21日-1898年3月16日)
イギリスのイラストレーター、詩人、小説家。
ヴィクトリア朝の世紀末美術を代表する存在。
悪魔的な鋭さを持つ白黒のペン画で鬼才とうたわれたが、
病弱ゆえに25歳で死去した。


香り:
ハチミツ、革張りの家具、全粒粉ビスケット、
ヒースの花やもみの木、白ワイン、
後から徐々にマーマレードやアプリコットジャムの甘い香り。

味わい:
バニラ、オークの甘さ、熟したオレンジ、レモンパイ、
柚子シャーベット、柑橘皮の砂糖漬け、フルーツトマト、
ややクリーミーでワクシーなボディ。

フィニッシュ:
ピンクグレープフルーツ、キウイ、
西洋わさび、インクや石灰。優しく長く続く。

コメント:
ふんだんな柑橘果実のフルーツフレイバーとフローラルな香味の
絶妙なバランスは24年の熟成感がなせる業。
優しく繊細で、フルーティな
スペイサイド好きには堪らない1本ではないだろうか。

Tasting comment by 北梶 剛

 

8月5日(金)正午より予約受付開始いたします。
*The reservation will begin from noon on 5th Friday.